ルーター SuperOPT100EWの設定
 
 「Linux 帯域制御mの苦悩」で書いたマイクロリサーチ社のルーターSuperOPT100Eの設定を記録したものです。このルーターは、今まで使っていたNEC製のAterm WARPSTARとは機能・設定共だいぶ違った雰囲気を持つルーターです。その違和感もあり、設定には戸惑いましたがなかなか使えるルーターだと言うことがわかりました。  
 
SuperOPT100Eへのログインと表示モード設定   
ログイン
   ルーターのIPアドレスの初期値は192.168.0.1なのでルーターログインするためにはブラウザのURL欄に"http://192.168.0.1/"を入力ます。すると下のウィンドウが出ます。  
上段に
"admin"
を入力する。

下段は入力不要

「OK」をクリックしてログインする。
表示モード変更  
 
ログインしたら、
「(設定メニュー:詳細表示)」 をクリックして詳細表示モードにする。
 
 WANポートの設定   
WANポート 動作モード設定    
 
 「IPアドレス自動取得 / IPアドレス固定(1〜16個)/ アンナンバード(unnumbered)」 を選択する。
 
   
PPPoEポート 動作モード設定   
PPPoEセッションの設定
・「PPPoE ポート1(セッション1) を使用する」 にチェックを入れて
・「IPアドレス自動取得 <SMALL>(※)」 を選択する。

・「PPPoE ポート2(セッション2) を使用する」 にチェックを入れて
・「IPアドレス自動取得」 を選択する。
参考:
セッション1:プロバイダ-1(通常のネット接続用)
セッション2:プロバイダ-2(Webサーバー専用固定IPアドレス)
セッション1詳細設定(通常のネット接続用のプロバイダ設定)
「セッション1詳細設定」をクリック
・「ニックネーム」 を入力(任意文字)する。


・「ユーザー名」 を入力する。
・「パスワード」 を入力する。
・「パスワード再入力」 を入力する。

何れもプロバイダから与えらえたものです。

MTUの設定
・「MSS CLAMPを使用する」 をチェックする。
・「MTU値」 は初期設定のまま

回線接続方法の設定
・「常時接続」 を選択する。


・「セッションキープアライブ機能を使用する」 をチェックする。

他は初期設定のまま。


最後に 「設定」 をクリックする。
セッション2詳細設定(Webサーバー用固定IPプロバイダの設定)
・「ニックネーム」 を入力(任意文字)する。


・「ユーザー名」 を入力する。
・「パスワード」 を入力する。
・「パスワード再入力」 を入力する。

何れもプロバイダから与えらえたものです。

MTUの設定
・「MSS CLAMPを使用する」 をチェックする。
・「MTU値」 は初期設定のまま

回線接続方法の設定
・「常時接続」 を選択する。

・「セッションキープアライブ機能を使用する」 をチェックする。

他は初期設定のまま。


DNS情報の設定
・「WAN側から取得したDNS情報を優先する」
・AutoDNS機能を使用する」
の両方をチェックする 。

・「プライマリDNS」
・「セカンダリDNS」
にそれぞれ、プロバイダからのIPを入力する。


最後に 「設定」 をクリックする。
IPマスカレードテーブル設定
       
PPPoEポート2(Webサーバー側)の使用するポートとサーバーのIPアドレスを設定する。

WWW Port:80
POP3 Port:110
SMTP Port:25
FTP PORT:20

DNS Port:53
Telenet Port:23


「編集」 ををクリックする。

WWW、POP3、SMTPなど必要なポートの設定をする。(安全のため余計なポートは極力開かない)

・「プロトコル」:TCPを選択する。
・「先頭ポート番号」:上記ポート番号を入力する。
・「変換アドレス」:サーバーのIPアドレス192.168.0.20*を入力する。
・「終了ポート番号」:先頭ポート番号と同じものを入力する。

入力したら 「追加」 をクリックする。
LANポートの設定
DHCPサーバー設定    
初期設定のまま。
ルーティングの設定
スタティックルーティング設定
初期設定のまま。
ソースルーティング設定
・「ソースIP/サブネット」:192.168.0.128/25 を入力する。
・「ルーティング先ポート」:PPPoE2

PPPoEポート2(セッション2 サーバー用)を192.168.0.128以降のIPアドレスににルーティング(実際のサーバーのIPは192.168.0.200以降に設定している)
 この時のソースIP/サブネットは192.168.0.128/25
 (プロバイダ2からの 固定IPをLINUXサーバーに接続する)

参考:
PPPoEポート1(セッション1 通常のネット接続用)を192.168.0.2〜192.168.0.127にルーティング
 (プロバイダ1をクライアントPCに接続)
RIP設定
初期設定のまま。
HUBポートの設定
QoS設定
任意のポートの通信を優先させる設定
・「帯域保証(優先度 "高:低" の通信比率)」:2:1

・「優先度有効ポート」:全てチェックする。

・「ポートベース優先度」 を設定する。
・「L1、L2、L3、ルータ」:「優先度・高」 を選択する。

・「L3」:「優先度・低」を選択する。


最後に 「設定」 をクリックする。
速度制限設定
ポートの通信速度を制限する・・・「Linux 帯域制御mの苦悩」の解決策
・「速度制限機能を使用する」 をチェックする。

上の如くそれぞれ設定する。


最後に 「設定」 をクリックする。
VLAN設定
LANを複数のグループへ分割するための設定
・「ポートベースVLANを設定する」 をチェックする。

 グループ1:L1、L2、L3、ルータ、有効 を選択する。
 グループ2:L4、ルータ、有効 を選択する。

この設定で、
  L1、L2、L3 間通信可
  L1、L2、L3 <---> L4 間通信不可
となる。
ブロードキャストストーム保護設定
初期設定のまま
ミラーリング設定  
初期設定のまま
 
ポート設定
初期設定のまま
 
設定終了
・「設定の更新」 をクリックすると、ルータが再起動して設定が反映されます。
2014.09.16